第29回国際喘息学会日本・北アジア部会

ご挨拶

第29回国際喘息学会日本・北アジア部会
会長 吉原 重美(獨協医科大学医学部小児科学)

 この度、第29回国際喘息学会日本・北アジア部会の会長を拝命いたしました。伝統あるこの学会を宇都宮の地で開催させて頂くことを大変光栄に感じております。
 本会のテーマは「Innovation 喘息の発症から難治化までの予防・治療戦略」といたしました。現在、気管支喘息の治療は吸入ステロイド治療の普及により、多くの喘息患者がコントロール良好となり喘息死の減少に繋がっております。しかしながら難治化や重症喘息の治療、喘息の治癒や予防についてはまだ十分とはいえません。この、まだ結論の出ない命題に挑むため、研究成果と現状の課題を確認し、将来に向けて有意義な学会を目指したいと考えております。
 そこで、本学会では重症喘息に対する生物学的製剤の選択や位置づけ、喘息発症および難治化の予防など、それぞれのトピックスについて、オピニオンリーダーの先生方にご講演頂き、その内容について会員の皆様と一緒に活発な討論をすることにより、明日からの診療や研究に役立つことを期待しております。
 宇都宮は、餃子の街、ジャズの街としても知られておりますが、世界遺産の日光東照宮や那須高原などの観光名所も近くにございます。是非、宇都宮にお越しいただき、活発で有意義な議論とともに、宇都宮および栃木県をご堪能頂けますことを願っております。
 多数の皆様のご参加をお待ち申し上げております。


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